2020-11-18 ☆仙台銀行ビジネスクラブ主催「ロジカルシンキング研修」開催報告☆
2020-12-02更新
2020年11月18日にSBC会員向けのロジカルシンキング研修を開催しました。Zoomを使った非対面での開催となり、当日は、9名(7企業)の会員様に参加いただきました。
ロジカル・シンキングとは「論理的思考」という意味で使われています。その内容は、単に「物事を論理的に考える」というものではなく、目の前に横たわる問題を解決するために、様々な観点から解決策を検討し、当事者全員が「なるほど」と思える対策や対処法を見つける手法です。
また、検討を行うに際し、フレームワークという型を上手に活用すると、抜け漏れのない検討が行えるため、目標達成やプロジェクト進行といったゴールに向かって、「あれについてまだ検討していなかった」「この部門のことを考慮し忘れた」というようなことがなくなり、試行錯誤の振れ幅が小さくなることで、結果として効率的に結論を導くことができます。
ワークをはじめグループディスカッションが多く行われ、「ロジカルシンキング」は、解決策や対処法、結論を導くのに非常に有効な手法であるということを学びました。
セミナー内容
●ロジカルであるとはどういうことか
論理学的な意味で「ロジカル(論理的)である」とは、
筋道が通っていて、矛盾がないこと
ビジネスにおいて「ロジカル(論理的)である」とは、
筋道が通っていて、矛盾がないこと + 相手が納得できること
ビジネスにおいては、考え方の筋道が通っているだけでは不十分で、相手からの視点も意識することが不可欠です。筋道を立てて話を展開すると同時に、相手が共感できる流れに近づけていくことが必要です。
●ロジカルであるための3要素
@明確な主張(メインメッセージ)がある
「何が言いたいのか」「どうしたいのか」の主張がはっきりしていることです。
A主張の根拠がある
「なぜならば…」がはっきりしていることです。
例:「主張」が「結果」ならば、「根拠」には「原因」「事例」など
「主張」が「理想」や「目標」ならば、「根拠」には「到達するための手段」「データ」など
B根拠が主張を正しく支持している
「主張」「根拠」のつながりが正しいことです。
●ロジカルな考え方の構造
ロジカルシンキングは、学問的な手法でも何でもなく、実用的な「道具」です。
活用にあたっては、導きたい「結論」を想定して話を組み立てることが大前提であり、そのためには「何を目的に据えるのか」、「ゴールは何か」を意識することが大事です。
【参加者様からのアンケート】
●研修時は、自分の考えが合っているのか?大丈夫か?と不安に感じていましたが、グループディスカッションがあったので、他の方の考えも聞く事ができより理解することができました。
●もともと自分の意見をあまり話せるタイプではありませんでしたが、ディスカッション・アイスブレイク等話やすい環境を作ってくださったので、初対面の方とも積極的に意見交換することが出来ました。他の方の意見を聞いて、自分には考えつかないことも多かったので、日々アンテナを張って生活し、様々なことを経験していきたいと思います。また、今回はロジカルシンキングの基本を勉強できただけではなく、自分の意思表示もしっかり行うことが出来たので以前より自分に自信を持つことが出来ました。
●いざ連絡するとなったときに、結局何が言いたいのか分からない文章になってしまうことが多いので 研修で学んだこと活かして、「短く・簡単」できるようにし、日常業務(メールでの連絡、案内)をするときに活かしていきたいと思います。