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2018-08-02 ☆仙台銀行ビジネスクラブ主催「第2回社長のセミナー」開催報告☆
2018-08-17更新
平成 30年8月2日(木)本店9階講堂で、経済ジャーナリスト内田裕子氏をお招きし、第2回社長のセミナーを開催いたしました(参加41名/35社)。内田氏は財部誠一事務所でジャーナリスト活動を行う一方で、各局テレビ・ラジオのメインキャスターやインタビュアー等を歴任。「現場に出て取材をする」ことを信条とされ、規模・業種を問わない取材力と経験は高い評価を受けています。今回は内田氏の信条とされる「現場主義」から見えてきた「日本経済の現在、そして今後」をテーマにお話しいただきました。
【講演内容】
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数十年数百年を超える企業はなぜ生き残れたのか?
⇒@一方的な情報だけに流されず、多様な現実を見据えている
A他を圧倒する技術力を持っている
B(世界中から)情報を集めている
C運がある(タイミングや時代の流れも運の内) - 「○○だけじゃない企業になる」をテーマに老舗・大手企業は、従来のビジネスモデル、過去の経験にしがみついた経営をせず、常にイノベーション(革新)を起こしている(例・トヨタ、カゴメ、武田薬品、西川産業等)。
- 顧客が何を欲しているのかを徹底的に考える。場合によっては、伝統を破壊し新たなモノを創りこむ。それが次の歴史となっていく。歴史の中で柔軟に自己否定を繰り返して革新を続けてきたからこそ、他を圧倒することが可能となる。経営者は会社、社会の未来を創っていくものであり、「柔軟且つ創造的」であるべき。
- 今は 100年に一度の大変革の時で、新しい価値を生み出す方法は「自己完結(20世紀のイノベーション)」から、「連携(21世紀のイノベーション)」へと変貌している(ライバルは同業者から異業者・他国へ変化)。
- 経営者として、多様性のあるデジタルネイティブ世代(生まれた頃からPCがある)を育てていく必要性があり、信頼関係を構築してから指導すべき。
- 経営者にとって大切なことは、「人材育成と経営に対する情熱」であり、それがあれば変革にも十分対応可能。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
次回は9月13日(木)に「若手・新入社員フォローアップセミナー」を開催いたします。今後も会員の皆さまの事業活動をサポートさせていただく企画を実施してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。